呉で通年営業のカキ小屋オープンへ 冷凍技術活用で“1年中カキ”を実現
▼2026.10.22(木) 18:34
呉市で、年間を通じてカキ料理を楽しめるカキ小屋が23日にオープンします。22日は内覧会が開かれ、関係者や招待客が焼きガキなどを味わいました。
カキ小屋はJR呉駅から徒歩およそ5分の場所にあり、呉市のカキ生産者らが運営します。会場では焼きガキのほか、カキフライやカキ飯など、さまざまなカキ料理が提供されました。
来場者からは、「プリプリでおいしい」「今シーズン初めて食べた」「瀬戸内の海の味を感じる」といった声が聞かれました。
このカキ小屋は2年前から実証実験として冬季限定で営業してきましたが、今シーズンからは通年営業に踏み切ります。生産者らによりますと、シーズン以外は解凍方法にこだわった「冷凍カキ」を活用することで、年間を通じて提供できるようになったということです。
呉産かき振興協議会の田中耕三事務局長は、「昨シーズンは生ガキを提供できない時期に冷凍カキをバケツ焼きで提供したが、お客さんからはおいしいという声が寄せられた。カキのない時期でも営業できると感じた」と話しています。
去年、瀬戸内海で発生した養殖カキの大量へい死の影響で、県内のカキ生産量は前年から40%減少しました。
県内では11月2日に今シーズンの水揚げが始まりますが、新名水産の新名剛敏代表は、へい死の影響が残ることから1月ごろまでは水揚げ量が少ない見込みだと話しています。
一方で、旬のピークを迎える2月以降は回復が期待できるということです。
新名剛敏代表は、「大量へい死で生き残ったのは2割程度だったが、そのカキがしっかり育っている。一番カキがおいしくなる2月から4月には期待してもらえると思う」と話しています。