ノーベル化学賞の硤合憲三さん 広島大の共同研究者が語る“謙虚な探究者”の素顔
▼2026.10.09(金) 18:46
ノーベル化学賞を受賞した府中町出身で東京理科大学名誉教授の硤合憲三さん。その業績をともに支えた広島大学の研究者らが、受賞決定から2日たった9日、硤合さんの人柄や研究者としての姿勢を語りました。
硤合さんは、不斉自己触媒反応の研究で前人未踏の分野を切り開いたことが評価され、今年のノーベル化学賞の受賞が決まりました。
広島大学には、研究者や同窓会関係者など硤合さんとゆかりのある人たちが集まり、受賞を祝いました。
このうち、広島大学の井上克也教授は東京大学理学部の後輩にあたり、2004年ごろから約10年にわたって共同研究を行ってきたといいます。
井上教授は、硤合さんについて「どんな学生が質問に来ても丁寧に対応する方だった」と振り返ったうえで、「実験結果に対しても『なぜそうなるのか』を徹底的に突き詰める、化学者として尊敬すべき先輩だった」と話しました。
また、硤合さんの研究については、「生命の起源にもつながるといわれる研究で、基礎研究のさらに基礎研究ともいえる分野だ」と説明しました。
そのうえで、「まだ分からないことがたくさん残されている。今後研究がさらに発展することで、人の役に立つことがどんどん出てくるだろうと思う」と期待を寄せました。