「原爆資料館」初代館長の孫の思い 開館71年 来館者が急増 広島
▼2026.08.24(月) 18:23
被爆の実相を伝え続ける原爆資料館が開館して24日で71年です。
命をかけて被爆資料を集め続けた初代館長…その孫に思いを聞きました。
原爆資料館が開館したのは1955年8月24日。初代館長はを務めたのは地質学者の長岡省吾さんです。長岡さんは原爆投下直後から爆心地に入り、命をかけて膨大な数の被爆資料を集め続けました。
開館から71年…23日に長岡さんの孫、世良新悟さんが資料館を訪れました。
初代館長・長岡さんの孫 世良新悟さん「本当に人が多いからおじいさんがやっている頃、小さい頃に何度も来たけど、こんなに人が多くなかったし、はっきり言って展示物も全部むきだしの時代ですから僕らが最初に来た頃は…」
昨年度の来館者数は250万人以上と3年連続で過去最多を更新しました。
そのうち約4割が外国人で世界からの注目度も高まっています。
世良新悟さん「家でみたことがあるもの(被爆資料)もある。石とかが特に多かったし、鬼瓦とか熱線で溶けたガラスとか、おじいちゃんが全部集めたもの。(被爆直後の爆心地は)何があるかわからないのによく娘を連れて入ったなと。でもそれがなかったら原爆資料館も資料も始まっていないと思うんです。ただ1人の男が始めたこと。それがすごいなといつも感じるんですよ」
現在、全国で公開中のドキュメンタリー映画「原爆資料館~語り継ぐものたち~」。55年分に及ぶ取材映像から歴代館長たちの思いや原爆資料館の成り立ちなどを伝えています。来場者数は1万人を突破し、中区の八丁座ではアンコール上映も始まっています。
原爆資料館で展示を見終わった後、世良さんがノートに記した思い…「長岡省吾の思いは今も資料館にずっと生き続けています」
世良新悟さん「見て感じたことをそれぞれもっと自分の周りの人に伝えてもらって、平和が必要だ、核はない方がいいということをみんなが思ってくれて伝えていってもらえたらありがたいと思います」