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セミパラチンスク核実験場閉鎖まもなく35年 広島の市民団体が現状報告 今月下旬に現地訪問へ
▼2026.08.13(木) 18:05
旧ソ連時代最大の核実験場だったカザフスタンのセミパラチンスク核実験場について、広島市の市民団体「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」が13日、広島市内で記者会見を開き、閉鎖から35年を迎える現地の状況や今月下旬に予定している訪問活動について説明しました。

セミパラチンスク核実験場では1949年から1989年まで456回の核実験が行われ、およそ150万人が被害を受けたとされています。核実験場は1991年8月29日に閉鎖され、今月29日で閉鎖から35年を迎えます。

会見で、ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト世話人の小山美砂さんは、2年前に核実験場跡地や周辺住民が暮らす村を取材した際、いまも放射線の影響や健康被害への不安が続いている実態を目の当たりにしたと報告しました。

■ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト世話人 小山美砂さん
「2年前に原爆実験が行われたグラウンドゼロに実際行ったんですけれども、検知器を持っていくと、一般の人が被ばくをしていい線量の8倍から9倍高いという風なことで、まだまだそのくらいの被害があるんだなと」

今回の訪問団には、ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクトのメンバーのほか、「カクワカ広島」の共同代表・田中美穂さんやシンガーソングライターのRICOさんらが参加します。現地では閉鎖35周年の式典に参加し、被害者団体への支援活動などを行う予定です。

田中美穂さんは「核の被害は過去のものではなく、いまも世界各地で続いている。広島だからこそ、セミパラチンスクの被害者の声に耳を傾ける必要がある」と話しました。

また、広島市とセメイ市(旧セミパラチンスク市)は交流・連携に関する合意書を締結していて、訪問団は広島市長から預かったメッセージを現地のセメイ市長に届ける予定です。

ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクトは1998年に設立され、医療支援や留学生の受け入れ、市民交流などを続けています。2023年には長年の活動が評価され、外務大臣表彰を受賞しています。
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