NPT再検討会議 最終文書採択できず閉幕 広島市長「極めて残念」
▼2026.05.23(土) 15:14
核軍縮の方向性を議論するNPT=核拡散防止条約の再検討会議は最終文書を採択できずに閉幕しました。2015年以降3回連続で決裂となりました。
ニューヨークの国連本部で4週間行われたNPT再検討会議は、最終文書の表現をめぐって交渉が難航し、各国の対立点を減らすために議論の過程で内容が大幅に絞り込まれました。
しかし、イランを名指しして「いかなる核兵器も決して開発や取得をしてはならない」とする項目についてアメリカとイランの対立は続き、全会一致が必要な採択には至りませんでした。
これで、NPT再検討会議は3回連続で決裂となり、NPT体制は空洞化の危機に直面しています。
日本被団協 濱住治郎事務局長「非常に残念だったと強く思う。核に頼る安全保障を絶対に変えていかなければならない」
最終文書が採択されなかったことについて広島市の松井市長は「極めて残念です。人間が過去の教訓から得た理性そのものが揺らぎつつあることの表れであると受け止めています」などとコメントしています。