マツダ 2025年度通期決算 営業利益は前期比約7割減も黒字確保 電動化戦略はHV車を拡大
▼2026.05.12(火) 18:51
マツダは、2025年度(2026年3月期)の通期決算を発表しました。
世界販売台数は122万台と2024年度を下回りましたが、本業のもうけを示す営業利益は 約515億円、最終的な利益(純利益)は 約350億円と、黒字を確保しました。
アメリカの関税措置の影響が大きく、マツダによりますと、関税は 営業利益を1549億円押し下げる要因となったということです。
一方、固定費の低減や原価改善などの取り組みで、黒字を維持しました。
毛籠勝弘社長は、「政府の交渉によって関税率が15%に抑えられ、コスト削減の努力と組み合わせることで、事業を持続できる水準を確保できた」と説明しています。
■BEVは抑制基調、当面はHVを強化
電動化戦略についてマツダは、市場や規制動向を踏まえた 軌道修正 を示しました。
アメリカで排ガス規制の緩和が進んだことなどを背景に、2030年時点でのバッテリーEV(BEV)の販売比率を全体の約15%とし、従来計画の25%~40%から引き下げます。
一方で、ハイブリッド車(HV)については、現在の1車種から 4車種へ拡大 する方針です。
2026年に本格投入される新型CX-5には、来年にマツダ独自のハイブリッドシステムが搭載される予定で、HVと内燃機関を組み合わせる「マルチソリューション戦略」を進め収益性と環境対応を図るということです。
CX-5は、2012年の初代発売以来、世界累計で 500万台以上を販売してきたマツダの最量販車です。
2025年12月から欧州で3代目モデルの販売が始まり、日本では2026年5月に販売を開始し、北米やオーストラリアなどでも投入される予定です。
マツダは 2026年度にCX-5を35万台販売 する計画で、販売数量・収益の両面で業績回復の軸としています。
2026年度(2027年3月期)の業績予想については、売り上げは過去最高となる5兆5000億円目標を掲げています。
【2026年度(2027年3月期) 業績予想】
世界販売台数:132万台
売上高:5兆5000億円
営業利益:1500億円
純利益:900億円