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広島県・横田知事会見 芸備線「スケジュールありき」否定、上下分離にも否定的見解
▼2026.04.07(火) 17:00
広島県の横田美香知事は7日、定例記者会見を開き、芸備線再構築協議会について「スケジュールありきとせず、丁寧に議論を進めることが必要」と述べました。また、JR西日本が提案する上下分離方式や第三セクター化については「地元自治体にコストを転嫁するもので適切ではない」と否定的な考えを示しました。

芸備線「期限より議論の中身を優先」

2024年3月に設置された芸備線再構築協議会は、2026年度で設置から3年目を迎えます。基本方針では3年が議論の目安とされていますが、横田知事は「期間を優先して、必要な実証や検討が不十分なまま結論を出すことがないように」と強調しました。

3月25日に岡山市で開かれた協議会では、実証事業A(列車増便やイベント実施など)のこれまでの結果が示されました。費用8億3000万円に対して経済効果が4億3000万円にとどまり、費用を下回る結果となっています。

横田知事はこの結果について「増便列車の運行や駅を拠点としたにぎわいづくりなどで、一定の地域経済効果の創出につながったものもある」と一定の成果を認めつつ、「芸備線に乗ること自体を目的とした利用者が最も多く、そうした方々の消費単価が少ないことが経済効果の低さにつながった」と分析しました。

今後は実証事業Aに加え、鉄道以外の交通手段を検証する実証事業Bも新たに始まります。横田知事は「バス運行に関する経費の比較や運転手の確保など、いろいろなことをしっかり検討した上で方針の検討に入りたい」と述べました。

上下分離・第三セクターには否定的

JR西日本が協議会で提案している上下分離方式と第三セクター化については、横田知事は「地元自治体にコストを転嫁し、さらなる税負担を生じさせるもので適切ではない」と明確に否定しました。

一方、国に対しては「鉄道はネットワークとしての機能があり、国においてネットワークの考え方とその範囲を明らかにしてほしい」と引き続き求めていく姿勢を示しました。また、JR西日本に対しても「かなり大きな利益を出している中で、内部補助でどの程度やっていくのかという考え方を示してほしい」と求めています。

新アリーナ構想 「コンサート広島とばし解消に期待」

広島市とJR西日本が3月に双葉の里地区のまちづくり協定を締結し、新アリーナ建設計画が動き出しました。横田知事は「広島市都心全体の活性化にもつながり、広島県全体の発展にも寄与するもの」と期待を示しました。

知事選の公約でもあった「コンサートの広島とばし解消」との関係については、「大規模なコンサートが開催できる機能も含めて考えられており、広島とばしの解消にも資することだと期待している」と述べました。広島市長とのトップ会談については「早めに実施したい」とし、具体的な日程は調整中としました。

アーバンスポーツ・サイクリング大会も発表

横田知事はこの日、2件のイベントも発表しました。アーバンスポーツの祭典「アーバンフューチャーズ広島2026」は4月17日から19日まで広島ゲートパークで開催。今年はブレイキン、ダブルダッチ、3×3バスケットボールの3競技が新たに加わり、入場はすべて無料です。昨年は5万人以上が来場しました。

また、国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ2026」については、4年に1度の大規模大会として定員約7000名で開催予定で、プレミアムエントリーとふるさと納税エントリーの受付が4月13日午後8時から始まります。一般エントリーは4月20日午後8時から受け付け、抽選結果は6月8日に発表される予定です。
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