今年の漢字は「熊」広島では? 喜びや苦労も…それぞれの1年
▼2025.12.12(金) 19:35
この時期恒例となった「今年の漢字」全国各地でクマの出没や人への被害が相次いだことから「熊」に決まりました。
広島の人たちの「今年の漢字」は…?
安佐動物公園 阿部 勝彦園長「『象』ですね」
安佐動物公園では今年8月、世界でも珍しいマルミミゾウの赤ちゃん「アオ」が誕生。元気いっぱいすくすくと成長し、体重は4カ月で
60kg増えました。
安佐動物公園 阿部 勝彦園長「無事に出産してくれることを目標にみんなが取り組んできた。無事に成功してお客さんにアオくんのかわいい姿を見てもらっていることが本当に今年1年取り組んできたことの成果」
2位となったのは備蓄米の放出や米国による関税などをうけ「米」という漢字。広島でその「米」を選んだ人がおにぎり店ザッツライスの店主・東果穂さんです。100kgを超えるリヤカーを引きながらおにぎりを販売する姿が今年話題に。
しかし4月には「コメ不足」をうけ休業せざるを得ない事態となりました。
ザッツライス 東 果穂さん「お米によって動かされ、お米によって企画を考えたりしたので、全てはお米から1年が決まったので『米』を選んだ」
来年3月に中区で実店舗をオープンすることが決まっていて、今は準備の真っただ中です。
ザッツライス 東 果穂さん「行列の絶えないお店を作りたいのと、お客様が今期待しているお店よりももっと期待値を高めたお店をつくっていきたい」
新駅ビル「ミナモア」の開業など大きな変化を見せた広島駅周辺。駅前にある理髪店の店主が書いたのは…
メンズサロン・アキノブ 4代目店主 秋 信隆さん「『価』という字ですね。交差する交通の交と価格の価でどっちがいいかなと迷ったが、やはり物価高の方が強いかなと思って」
路面電車のルート変更で人の流れが変わったことと物価高のダブルパンチで売り上げは3分の1に減ったといいます。
メンズサロン・アキノブ 4代目店主 秋 信隆さん「物を買う方へどうしてもいく。そうすると散髪をやる間隔が1カ月から1カ月半とか2カ月に徐々に延びていく。もうこれ以上価格は上がってもらいたくない」
「ぺったぺったぺった」西区の幼稚園で園児らと餅つきを楽しんだのはカープとサンフレッチェ広島の選手たち。
カープの堂林選手にも今年の漢字を選んでもらいました。
カープ・堂林翔太選手「『継』ぐという漢字で、周りの選手も引退する人が多くて、そういう人たちの思いも継いで自分のこれからやることを継続して1年間やっていけたらいいなと思います」
サンフレッチェ広島に移籍1年目、タイトル獲得にも貢献した菅選手は達成の『達』です。
サンフレッチェ広島 菅 大輝選手「個人の目標として何かしらのタイトルをとるというのは目標として(広島に)強い意志をもって今年来たので、1年で達成できたのでその漢字にしました。これからも1位を狙ってやっていきたいと思います」