【広島】息子殺害の母親に懲役8年求刑
▼2025.12.10(水) 18:19
10日、息子の首を絞めて殺害した罪に問われている母親の裁判で、検察は懲役8年を求刑しました。
被告(80)の女は、5月、広島市中区白島九軒町の土手で息子(当時55歳)の首をロープで締め付けるなどして殺害した罪に問われています。
裁判で検察は「生きる価値を否定し独善的な判断で、被害者を殺害した」などとして、懲役8年を求刑しました。
一方、弁護側は、息子のアルコール依存症の支援を長年していた被告の女には同情の経緯があり、親族も重い処罰を求めていないことなどから、執行猶予付きの判決を求めました。
被告の女は、裁判の最後に「本当に息子に申し訳ないことをした。来世で息子に会えることを信じて生きていきたい」と話しました。
判決は17日に言い渡されます。