原爆犠牲者のDNA型鑑定 初実施へ 供養塔の遺髪から 広島
▼2025.11.17(月) 11:12
原爆供養塔に安置されている引き取り手が見つからない遺骨の身元を特定するため、広島市は近く遺髪のDNA型鑑定を実施する方針であることがわかりました。
原爆供養塔には引き取り手が見つかっていない約7万人分の原爆犠牲者の遺骨が安置されています。
市は遺骨の身元を特定し遺族への返還につなげるため、今回初めて骨つぼに一緒に納められた遺髪のDNA型鑑定を決めたということです。
遺骨は火葬で焼かれているため鑑定は難しいとされていますが、遺髪であればDNAの抽出ができる可能性があると判断したということです。
鑑定に成功すれば今後、骨つぼに遺髪が残るほかの犠牲者についても遺族からの求めに応じて実施していく方針です。