「核抑止政策では本当の平和は築けず」 パグウォッシュ会議が閉会 広島
▼2025.11.05(水) 18:46
世界中の科学者らが核兵器廃絶について議論してきたパグウォッシュ会議は、核抑止力を否定する「広島宣言」を発表し閉会しました。
20年ぶりに広島で開催された「パグウォッシュ会議世界大会」では、世界39カ国から約200人の科学者らが参加し、核兵器廃絶について話し合ってきました。
最終日の5日は、5日間の会議を踏まえ「核抑止政策では本当の平和は築けず、核兵器への依存を排除することは道義的義務であると同時に、戦略としても必要である」などとする「広島宣言」を発表し、閉会しました。
第63回パグウォッシュ会議 稲垣知宏実行委員長「(被爆証言などを通して)そこにいる人間ということを意識しながら知識を共有したことが広島でパグウォッシュ会議を開いた特徴だったと思います」
次回は再来年の開催を目指しています。