「断熱窓」設置で猛暑対策 “ダブル補助金”に光熱費年2.3万円低減の試算も
▼2026.08.29(土) 11:30
室内の暑さ対策として今、断熱窓の設置が注目されています。自治体で補助金を出しているケースもあり、お得に窓のリフォームをすることができます。
■「断熱窓」設置で猛暑対策
28日、都内の集合住宅の一室でリフォーム工事が行われました。
芦沢ガラス 長谷川さん
「新設する内窓の取り付けスペースを確保するために、金属の具材を付けてその上に新設枠を取り付けます」
今回、窓の工事を依頼したのは中沢敏子さん(80)。外の暖気が中に入ってきて、なかなか涼しくならない部屋に困っていました。窓の表面温度を見てみると…。
中沢さん
「ガラスのそばなんか怖いですね。真っ赤になっていますね」
窓の悩みは夏だけではありませんでした。
「冬の結露が大変。私のベッドのところには真っ黒に黒カビが」
このような悩みを解決するため、この日は部屋にある4つの窓に追加で内窓を取り付ける工事を行いました。
今回取り付けた内窓は、断熱効果の高い高断熱窓です。効果はどのくらいあるのでしょうか。
「こんなに違うんだ。真っ青で冷たい色に変わりました」
元からある外窓に比べて新しく付けた内窓の温度が低くなっているのが分かります。
どうしてこのような効果が出るのでしょうか。
YKK AP ショールーム新宿 赤尾美穂館長
「内窓を付けることによって、外窓と内窓との間の空気層で効果をとることもできますし、熱を伝えにくいガラスにすることによってさらに効果を高めることができます」
夏に部屋の外から流入する熱のうち、そのおよそ7割が窓からです。また、冬の場合、部屋の中から流出する熱のうちおよそ5割が窓から出ていきます。
熱の多くが出入りする窓の断熱性能を上げることで、冷暖房をより効率よく使用できるようになります。
■“ダブル補助金”でお得に
東京都 環境局 気候変動対策部
岡本尚美専門課長
「いろんなシミュレーションがありますが、戸建て住宅で11枚の窓を内窓に交換した試算だと、年間2.3万円の光熱費の低減という試算させていただいています」
現在、東京都では高断熱窓へのリフォームに対して補助金を支給する事業を行っています。
窓の大きさや断熱性能などによりケースは変わりますが、東京都の試算によると、国の補助と併用することによって、費用が仮に120万円かかる場合、補助金がおよそ100万円で、自己負担はおよそ20万円まで抑えることができるのです。
岡本専門課長
「いろんなメリットがありますので、ぜひこの機会にご検討いただければ」
今回、中沢さんのリフォーム工事は、特殊なデザイン窓などだったため、支給される補助金はかかった費用の半額となりました。
中沢さん
「かなり補助金で(自己負担が)軽くなるって。承知しましたお願いしますって」
中沢さんは、当初2つの窓の工事を想定していましたが、取り付ける窓の数を4つに増やしました。
中沢さん
「電気代が安く上がりそうな感じがしますね。心機一転できるんじゃないかしら。それはもう期待です」
(2026年8月29日放送分より)