診療所で塩素ガスが発生 業務上過失傷害の疑いで書類送検された職員2人 不起訴処分に 広島地検
▼2025.07.12(土) 15:26
去年9月、広島市中区の診療所で塩素ガスが発生した事故で、業務上過失傷害の疑いで書類送検された職員2人について、検察は不起訴処分にしました。
中区の中島土谷クリニックで臨床工学技士として働いていた女性(42)と男性(56)は、去年9月、薬剤を誤って混ぜて塩素ガスを発生させ患者や職員ら47人にけがをさせた疑いで書類送検されていました。
広島地検は2日、女性(43)について「情状全般を考慮した」として不起訴処分にしました。
また、男性(56)についても「送致事実を認定するに足りる十分な証拠がない」として不起訴処分にしました。
警察によりますと、透析装置を消毒するために使っていた次亜塩素酸ナトリウムのタンクに女性(42)が誤って酢酸を混入したということです。