虚偽公文書問題で新たに15件…「うそ」ファイルは廿日市・東広島も 広島
▼2025.06.06(金) 19:03
県の会見「県行政の信頼を著しく失墜させるとともに、それぞれの地権者の方など関係者の皆さまをはじめ県民の皆様に心より深くお詫びいたします」
呉市内の河川で行われた災害復旧工事をめぐり、県職員がうその公文書を作成した問題。これまで実際には行っていない地権者との協議を記載するなど4件の協議録でうその内容があり、もう1件も虚偽の可能性が高いとしていましたが…
県 土木建築局 藤田士郎局長「先日公表した事案も含め、事実ではない協議録を23件中20件確認したしました」
今回虚偽と認定した20件の協議録のうち5件のファイル名には「うそ」と書かれていたとしています。
この文書の作成には当時呉支所に勤務していた職員1人が関わっているということですが「覚えていない」と話しているということです。
またあらためて県がすべての支所の共有サーバーを検索したところ、廿日市支所と東広島支所でもファイル名に「うそ」とつけられた協議録が見つかったとしています。
それぞれ支所の職員1人ずつが作成したことを認めているということですが、実際には使用していないと聞き取りに答えているということです。
県 土木建築局 藤田士郎局長「うそというファイルが作成されていることも含め、今回複数発見されているということもありますので、深刻なことだと思っています」
県は今回の虚偽文書の作成に関する調査チームを立ち上げてさらに詳しい調査を進めるとともに、構造的な原因があるかも調べるといくとしています。